今場所は怪我などで不調の牛が多かったが、敢闘賞の「弁慶一号」対「勇進号」、「三曳仁王」対「泉大力号」の試合では、闘牛の醍醐味を味わえた。長期戦にも関わらず、刻々と変わる戦況や粘り強い試合展開に、会場は大いに盛り上がった。 たとえ柵際まで追い込まれても踏みとどまり、一転押し返す様子に、絶えぬ闘争心と強い精神力を感じ奮え立った。晴れの大一番に、日頃の鍛錬の成果を垣間見る、これぞ闘牛の面白さである。